田園日記
農園ギャラリー
年間スケジュール
3月
融雪作業
麦畑に融雪材散布。雪原に黒い粉を撒き融雪を早める事で生育促進を図ります。朝の冷たい風を切って広い雪原を駆け巡るのは本当に爽やか。
除雪作業
春が待ちきれない!一冬積もった雪を跳ね飛ばし春への作業に取り掛かります。青い空・白い雪のコントラストはいつ見ても美しいですよ。
4月
水稲種子 / 消毒
稲種子(種籾)の消毒は、一般的に銅剤系の農薬を使って行っているが、本町では農薬を使わないで温湯による消毒が普及している。消毒の主な目的は、種子伝染性バカ苗病の防除。これを、約60℃のお湯に約10分間種子を浸し、冷水に漬けると抑止できる。また発芽促進効果もある。消毒した種子は7日ほど水に浸し発芽させる。
水稲種子/ 床並べ
播種機で種子は苗箱に蒔かれ、苗箱は暖められたビニールハウスにきれいに並べる。内部がサウナのようなハウスに並べた苗箱からは5~7日で青い子葉が顔を出す。田植えまでの約30日間、温度管理・水分管理に注意を払い太くて丈夫な苗を作ります。
5月
田起し作業
冬の間、雪の下で眠っていた畑を目覚めさせる様に田植えが出来る状態にするまで田起こし作業をします。トラクターで田んぼの土を掘り起こし土を混ぜ返します。この時肥料も撒きます。
田植え
田に水を張り、代をかき柔らかくなった田んぼに、田植え機で苗を植える。8条植え田植え機は1日約3.5haを処理し、ぬかるみももろともせず植え進む。それに併せて苗床から苗を運ぶ人・カラになった箱を洗う人など田植え作業は最も忙しく賑やか。
大豆・ビート播種
細かく土を砕いた畑に肥料とともに種を蒔く。そして蒔いたあとをローラーで踏み固める。それはカラスや鳩に種を掘り返されられないため。また、例年6月は降雨が少ないため種の乾燥を防ぐ意味もある。
種は固く踏まれても10日くらい経つと土を押し破って小さな芽を出す。
6月
草刈り
農地の周辺の草を刈る。長い畦畔で刈払機を肩に下げ、ただひたすら機械を振り回しながら草を刈る。刈りづらい場所には除草剤を使い負担軽減をしている。
除草作業
畑作物の生育と一緒に雑草も成長する。雑草が小さなうちに鍬で機械では届かない株元の草を削り退治する。天気を見て人海戦術で行っている。
7月
畑作物消毒
畑作物の病害虫防除と肥培管理はすべてブームスプレヤーで行なっている。薬液を長い竿から吹き付け病害虫を駆除していく。さらに生育不良の場合は、液肥を吹き付け生育を助ける。畑作物には欠かせない機械である。
小麦収穫
昨秋蒔いた小麦が収穫の時期を迎えた。
褐色に染まった麦を大型コンバインで次々と刈り取っていく。
8月
水稲消毒
稲の消毒作業は自走式ブームスプレヤーで行う。稲の畝間を走り薬剤を吹き付けていく。籾の汁を吸うカメムシ退治やいもち病・紋枯れ病防除は、食味や品質低下を招く病害虫対策なので必須の作業。
大麦若葉の収穫
播種後40~50日の若葉が繁茂したころ専用機械で収穫し、工場へ運び鮮度のあるその日のうちに加工しています。
キャベツ収穫
南幌町特産品の夏秋キャベツを収穫しています。
9月
小麦播種
7月収穫した麦畑や立毛中の大豆に小麦の種子を蒔く。
軽快に走るトラクターの後ろでドリル(播種機)から落ちた小麦種子は、1週間ほどで発芽し次第に青いじゅうたんを形成する。
稲収穫
黄金色に染まった稲を、自脱型コンバインで軽快に刈り取る。この一年間の努力の成果がここで現れるので力が入る。刈り取った籾は、乾燥場に運ばれ乾燥機で水分を調整し、JAのライスターミナルへ運ばれ籾摺り調製・出荷される。
産直販売米は自家タンクに保管され籾すり後低温倉庫に保管する。
10月
大豆収穫
背丈ほど成長した大豆は、開花のあと鞘をつけ秋の訪れとともに次第に色づきだします。
昔は刈り取ってニオに積んでから脱穀収穫したものですが、今ではすっかり葉も落ち豆の乾燥状態を
見計らってコンバインで刈り取っています。もし乾燥不足なら機械乾燥で補います。
ビート収穫
春蒔かれた種は、肥培管理で直径20センチ以上の大きな株大根となった。糖分も多く含みそろそろ収穫。ビートハーベスタで葉を切り、軽快に掘り取られていく。ゴロンゴロンと音を立て籠に入ると今年の収量の良し悪しが判断できる。
11月
稲わら集めと堆肥作り
水田の稲わらは、貴重な堆肥の原料。我が家は焼却せずに、20年以上前から堆肥を作り田や畑に還元している。ロールベーラで集めパワーショベルで積み上げ切り返すなど機械化された為、堆肥作りが楽になった。
12月
収穫されたビート
収穫されたビートは、大型ダンプで運ばれ製糖工場でグラニュー糖やオリゴ糖等の砂糖となる。